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人間の体をプチ整形で肉体改造できるようになったら人々の生活は?

 

 もし人間の体をプチ整形で肉体改造できるようになったら人々の生活はどうなるだろうか。現在、プチ整形とは主に顔のパーツの見栄えの良さを向上させるために行う手術のことを指し身体能力を伸ばせるわけではない。一方、サイボーグ技術というものもここ近年で大幅に発展していき、義手義足や人工臓器など既に人間の体のパーツの一部として活躍している。いわばこの考察はそんなサイボーグ技術を人間が気軽に受けられるようになったらというものである。

 今のサイボーグ技術は事故や病気など様々な原因によって本来の身体能力を発揮できなくなった人を補うために存在している。今後、技術の発展や倫理観の変化により人がプチ整形のような感覚でサイボーグ技術を受けられるようになればどうなるだろうか。

まず、サイボーグ技術によって肉体を強化することによって病気や怪我に合う人が減るであろう。そうなれば、人々の寿命も伸びて働ける年齢も引き上がるだろう。人口増加にも繋がり、高齢者社会が改善されるかもしれない。

 また、人々が自分の身体を改造することに抵抗がなくなる社会になれば、自らの理想の肉体を手に入れられるようになり、その生活は豊かになるであろう。見た目のコンプレックスだけでなく、身体能力なども人々の思うがままになる。だが、こうなると人の生まれつき持っている能力や才能に差が無くなってしまうという問題が浮かび上がる。

 人間の体をプチ整形で肉体改造できるようになったら人々の生活は便利で理想的なものへと近づくだろうが、別の様々な問題も生じてくる。今後、サイボーグ技術が発展していくにあたって人間の社会や倫理観もどう変化していくのかも注目だ。

​                                            担当:TOMOYA SEKINE

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